TL;DR
2019年はがんばります
概要
2018年ももう終わりなので、今日は技術的な話ではなく「ブログ書いててどうだったか」について書こうと思います。
なぜ、毎日ブログを始めたのか
技術ブログを毎日書くきっかけとなったのは、「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」という本でした。
- 作者: ジョン・ソンメズ,まつもとゆきひろ(解説),長尾高弘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: 単行本
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この本はソフトウェアエンジニアにとってブログを書くことの重要性を一章丸々使って説いており、
ブログは、自分をマーケティングするための方法としては安くて簡単であり、しかも、自分の名前を外に出すために極めて役に立つ。
ブログを持っていると、より良い勤め先に落ち着くために役立つだけではなく、ソフトウェア開発者、コミュニケーターとして力量を上げるために役立ち、想像したこともないようなあらゆるチャンスが引き寄せられてくる。
など、(技術)ブログがいかにエンジニアのプレゼンスに貢献するかについて述べていました。
以前よりQiitaやはてブでいくつか記事を書いたことはあったのですが、更新頻度は半年に1~2回程度と少なめでした。SOFT SKILLを読み、ソフトウェアエンジニアにとってブログを(継続して)書くことは有益であるとを改めて感じた僕は、ブログ毎日書いてみるか、と半ばノリで始めることにしました。
結果
2月から毎日ブログを書き始め、(中抜けも3日位ありましたが)7月半ばまで約半年間毎日書き続けることができました。
・・・ですが、8月になって徐々に仕事が厳しい感じになり、そこからまたブログを書かなくなってしまいました(たまにちょこちょこ書いてはいたのですが)。
最近では徐々に仕事も落ち着き、また毎日ブログを再開しつつあります。
結果的に、平均して2日に一回くらいの更新頻度になりました。
技術ブログを毎日書き続けて気づいたメリット・デメリット
技術ブログをたまに書くのと毎日書くのでは、やっぱり違いました。
メリット
記事を書くほど知識が必要になり、結果学びになる
ブログの記事を書く以上、記事のネタに関する知識はある程度持っている必要があります。そのため、まだ自分の知らない技術に関して記事を書く場合そこそこの知識が必要になります。これを利用して、自分が全く知らないが学びたい技術をあえてネタにし、学習の機会として使っています。そのため僕のブログの記事で扱うネタのほとんどは、新規に学びたいがために最初は知らなかったものばかりです。
例えば、下記の記事は何も知らない状態から公式マニュアルを見つつ書いたものです。
上記記事ではWebpackのチュートリアルを通じて、「Webpackって結局何なん」という疑問を解決することを目的としました。記事を書くことで、「WebpackはWebアプリのコードを依存ライブラリ込みでひとまとめにすること」「ひとまとめにしたコードはミニマイズされること」「トランスパイルも自動適用されること」など、いろいろ学びがありました。
またこのWebpackをいじることでnpmのnpxやbabelなど他の技術にも関わることになるので、「他に何を学べばいいのか」を知るきっかけにもできます。このように自分の知らない技術・新しい技術を学ぶことで、さらに次の学ぶべき事柄を見つけることができ、知識の幅をどんどん広げることができます。
もちろんソフトウェアエンジニアには知識だけでなく、経験などの他の要素も必要ですが、「XXの問題にはこのような技術的解決案がある」などといった「技術に対するインデックスを貼れる」という点で知識を増やすことには価値があると僕は考えています。
少しずつだが着実に来訪者が増えていくので、楽しい
当然といえば当然ですが、毎日ブログを書いていると必然的に記事数が増えていき、読み手の欲しい情報も増えていきます。そうすると少しずつですが、確実に訪問者が増えていくのがわかります。アクセス解析で一日の訪問者数が増えていくのは見ていて普通に楽しいです。
ブログを半年に1~2回程度しか更新していなかった頃は、一日あたりのアクセス数は良くて20程度でしたが、現在では一日500位にはなりました。
コミュニケーションの起点になる
毎日ブログを書き始めてから、もっと色んな人に見てもらいたいという思いからTwitterやFacebookにも記事を共有するようになりました。すると色んな人から「ブログ書いてるやん」と話かけてもらえるようになり、そこから仕事の話や技術的な話に広げられたりすることが多くなりました。SOFT SKILLにあった「コミュニケーターとして力量を上げる」とは少し違いますが、他の人との接点を作れる良いメリットだと思います。
デメリット
趣味の個人開発の時間が減る
ブログを書いていてメリットも有るのですが、デメリットもあります。 特に、ブログを書いている間「コード書けてないな」と思うことが多くなりました。趣味の時間でブログを書く分、コードを書いたり、APIやDBの設計を考えたり、自作アプリについて構想を練る時間が減ってしまった感じがします。
じゃあ毎日ブログを書くことでコードを書いたり、APIやDBの設計を考えたり、自作アプリについて構想を練るのは不可能になるのか?というとそうではないです。ただブログを書くことで他のことに時間を割きにくくなるのは本当なので、注意深く時間繰りしないとブログ書いて一日が終わるみたいなことが頻繁に起きます。
来年の抱負
ブログ
2019年も毎日継続して書く
ブログを続けることによるメリットは確かに感じており、また普通に書いていて楽しいので今後も続けていこうと思います。
来年は
- 無理をしない程度に書く
- 自分、読者にとって価値のある記事を書く
といったところに気をつけて書いていこうと思います。
無理をしない程度に書く
なぜブログを書く上で無理をしないよう気をつけるのかというと、今回は継続してブログを書くことを重視しているからです。ブログの最終的な目標は記事を書くことによるスキル・プレゼンス等の向上なのですが、そのためにはまずブログが続くことが大事だと考えたためです。あとしんどいと楽しくないのでだめです。
自分、読者にとって価値のある記事を書く
自分、あるいは読者にとって価値のある記事であってこそ、その記事の存在価値が生まれると僕は考えています。価値とは、備忘録としての役割であったり、新しい学びの提供であったり様々ですが、とにかく誰かの「役に立つ」ことを意識して作成しています。
例えば、以下の記事は自分に当てたメモ的記事です。
この記事は、
- 一度実装済みだが、万が一忘れたときのためにメモとして残しておこう
- 他の人も同じ問題で困ってるかもしれないから共有しよう
という意識で書き残したものです。一番目は自分のため、二番目は読者のためという視点です。こんなかんじで、「誰かの役に立ったらハッピー」くらいの意識でブログを書いていくと、いつか誰かの役に立つ、価値のある記事になるのではないでしょうか。
ブログ以外
ブログだけにしない
先程のデメリットの話にも出てきたのですが、ブログを書き続けているとどうしても他の作業に時間が回らなくなってしまいます。今年は自分の時間を確保することを意識しながらもブログ活動は継続しつつ、
- 個人開発(今年は完成まで至らず。。。)
- 会社のコミュニティ活動(引き続き勉強会などやっていく)
- 外部コミュニティイベントへの参加(外部は今年で2回)
など引き続き行っていきたいと思います。
来年からも、引き続きよろしくお願いいたします。