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Ren's blog

@rennnosuke_rk 技術ブログです

Go Conference 2022 Spring で登壇しました

Go Conference 2022 Springで、下記の資料で登壇しました。

speakerdeck.com

Go Conference ってなに?

gocon.jp

半年に一度行われるGoのカンファレンスです。
主にGoに関する技術的・組織的な話題についてのトークを聞くことができます。
日本語での登壇が多い印象がありますが、言語に制限はなく英語登壇も可能です。

登壇への経緯

Go Conference Spring 2022では、初めてチャレンジ枠というものが設けられました。 登壇の募集要項には

This is for you to take on new “Go” challenges such as:

  • A first the Go presentation.
  • Talking about the Go by other language. (ex. Japanese, English, and more)
  • Contribution to projects related to the Go.

とあり、

  1. はじめてGoで登壇する
  2. 母国語以外で話す
  3. Go に関連したprojectへの貢献について話す

といった項目が例として挙げられていました。

話は変わりますが、丁度Go Conference Spring 2022の募集が始まった頃に会社の勉強会でOSSライブラリを修正する活動を行っていました。 プロダクトで使用するGo ORMライブラリのバグがプロダクトの開発に影響を与えてしまっていたので、勉強会のネタも兼ねて自社チームメンバーで修正にあたっていました。 自分もその中で修正PRを出しacceptしてもらったので、OSS貢献へのモチベーションが高まっていました。

このような経緯があったので、「初めてのGo登壇」「GoのOSSに貢献する話のネタ」はそろっていました。 さらに「英語で話せば↑3つ揃って役満では???」となり、思い切って上記3つの条件で登壇申請したところ、なんと採用いただくことができました。

登壇内容

登壇では「初めてOSSに貢献する人」にフォーカスした内容としました。

  1. 自分が初めて他人のOSSに貢献した経緯
  2. OSS貢献の一歩を踏み出すためのポイント
  3. 自分の貢献例の紹介

といった点について触れ、自分のOSS貢献経験を交えつつやったことない人もやってみようよというスタンスで発表しました。

特に2. 3. では初めてOSSに貢献する人に「OSS貢献ってこんな感じなんだ」といったイメージを持ってもらい、行動に移すときのハードルを下げてもらうことを目的としました。

また登壇自体の言語を英語としました。 資料はもちろんのこと、話す言語も英語としました。これは自分にとってかなりチャレンジングでした。

登壇直前まで社内の英語話者の方々にレビューを頂き、資料・原稿含めてなんとか発表できる形に持っていくことができました。レビューいただいた方々に感謝、感謝です。。。

登壇では話せなかったこと

今回のGo Conference登壇後では Ask The Speakerという登壇者へのQ&A時間が設けられており、そこで登壇で話せなかったことについて言及させていただくことができました。 その中では「初めてのOSSについての記事増えてきて、OSS貢献を意識するきっかけが増えた」ということについて話しました。

このようなOSSに関する記事では具体的な自分の貢献体験やその時の気持ちなどについて率直にかかれていることが多く、OSS貢献への具体的なイメージを持ちやすいのではと思い自分の発表でも言及する予定でした。が、結局発表のサイズ的に収まらないかもなと思い省略してしまいました。

また下記のような、貢献するにあたって注意したほうがよい点に言及しようかなと思ったのですが、貢献自体を萎縮させてしまうかもと思い取りやめました。 (ただOSS組織の過剰な負荷にならないような貢献を考えるのも、一つの貢献活動だとは思っています)

gigazine.net

反省点

初めて貢献する人を応援するという内容の一方で、自分の境遇としては経験者のレビューを頂いていたので「そうはいっても知り合いの経験者なんていないよ...」といった印象を聞き手に与えてしまったのでは?という点は気になっていました。いわゆるOSS貢献活動に対するメンター的存在がいると、貢献自体だけでなく、プロセスなども含めて色々聞けるのでOSS活動はかなり捗ります。ただスライド内でも言及していますが、そういった方を見つけるのはなかなか難しい面もあるので「自分に初めてのOSS貢献のきっかけがあり、かつメンターがいなかったとして、どうしたら貢献の一歩を踏み出せたか」といったところはもう少し掘り下げても良かったかもしれません。

また発表自体の構成や話し方・スライドのデザインなど登壇で重要なポイントをあまり詰めきれてなかったり、その結果として無味乾燥な発表になってしまっているかも?という点も気になりました。 聞き手はせっかく時間を割いて聞いてくれるので、登壇するなら意義のある内容でありつつも、楽しい発表ができるようになりたいです。

おわりに

今月はGo Conference以外にもイベントがたくさんあったのでかなりタフな月となりました。 今後はスケジュールが過密にならないよう気をつけつつ、忙しい状況でも気持ちに余裕を持てるようになりたいです。

おそらく次のGo Conferenceも暫くしたら募集が始まると思うので、次回はより技術的な発表内容で応募してみたいなと思いました。 そのためにも今からネタ探しをしておきます。やっていくぞ

参考

gocon.jp

「プログラムの修正を送るとTシャツがもらえる」キャンペーンが開発者に迷惑がられる理由とは? - GIGAZINE