ネットワークについて書くことが多くなりそうなので、ひとまずプロトコルの話をちょいと書いてみようと思います。
プロトコルとは?
プロトコルは一言で言うと「お約束事」です。
例えば私達を取り巻く日常会話を想像してみてください。内容や場所がどうであれ、もし日本人で日本に住んでいるのであれば、少なくとも「日本語」を話しているはずです。私達の普段の会話には、「日本語で話す」という暗黙の了解があります。もちろん外国の人に英語で話しかけられたら、そこには「英語で話す」というルールが生まれるかもしれません。
ここで重要なのは日本語か英語かということではなく、そこに前提となるルールがあることです。そのルールに則っているからこそ、双方向的なコミュニケーションを生むことができます。
コンピュータネットワークも同様で、ある通信のルールに則ることでネットワークを通じてデータの送受信が可能となるわけです。どんなケーブルを使うか、どんなフレームでデータを送信するか、どんな通信経路を経るか・・・いろいろな約束事の上で通信は成り立ちます。逆にこの約束事がを決めず、フレーム長も経路情報もてんでんばらばら、ともなると通信に齟齬が生じます。なんてこった。
なのでこのプロトコルは通信においてとても重要な意味を持ちます。確かに末端のエンドユーザレベルではこのことを意識することなくアプリケーションを利用し、通信を行うことができます。日常会話もおんなじです。「うわ、この人超日本語喋ってる」なんて日本人同士で思うことはそうそうないです。
ですがネットワークに限らず、セキュリティ分野や実際のアプリケーション開発などでも、プロトコルを意識する場面は少なくありません。そういう意味でも、プロトコルに対する知識と理解は重要です。
プロトコルの概略についてさっと書きました。 明日はOSI基本参照モデルについてこりこり書きたいと思います 短めに日中に書き終えて連続記録維持とか全然考えてないです。全然。